<i>タグは、声や感情、あるいは思考や台詞など、一般の文章とは区別して表現したい部分に対して使用します。
例えば、専門用語や学名、船の名前、言語の種類、思考の内容など、一般的な印刷文書におけるイタリック体となる部分に対して使う事ができます。 ただしi要素の意味合いとしては、そこが他の部分と異なっているという事だけを示しますので、強調や重要という意味はありません。
また他の主となる言語と異なる場合は、lang属性を用いて、言語を指定するようにしましょう。 なお一般的なブラウザでは、i要素の部分は斜体で表示されます。
HTML5での変更点
HTML4.01以前のi要素は、イタリック体(斜体)を表す要素でした。 ですがHTML5では、テキストをスタイリング目的で、イタリック体として表示するためにi要素を使うべきではありません。
HTML5では、他とは区別したい部分に対して使用するようにしましょう。
書式
- <i 属性="値">~</i> ……… 声や感情、思考などを表す
使用した時の例
<p>友達を乗せた<i>クイーン・エリザベス</i>は、ついに出港した。</p> <p>ゲーリー・プレーヤーの名言に<i>The harder you work, the luckier you get.</i> という言葉がある</p>
ブラウザ上の表示例
友達を乗せたクイーン・エリザベスは、ついに出港した。
ゲーリー・プレーヤーの名言にThe harder you work, the luckier you get.という言葉がある
対応ブラウザなどのデータ
形式 | <i>~</i> | カテゴリ | フローコンテンツ, フレージングコンテンツ, パルパブルコンテンツ |
---|---|---|---|
親要素 | フレージングコンテンツが期待される場所 | 子要素 | フレージングコンテンツ |
開始タグ | 必須 | 終了タグ | 必須 |
グローバル属性 | accesskey / class / contenteditable / contextmenu / dir / draggable / hidden / id / lang / spellcheck / style / tabindex / title / translate | ||
対応ブラウザ | Internet Explorer8~ , Google Chrome14~ , Firefox7~ , Opera11.5~ , Safari5.1~ |