パソコンメモリの選び方

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パソコンの動作を快適にする方法は数多くありますが、一番効果が高く、すぐに解決できる方法がメモリの増設です。 メモリの増設というと難しそうに感じるかもしれませんが、単純にパソコンにメモリを差し込むだけで増設できるほど簡単です。

ですがメモリはパソコンによって合う規格が異なります。

そこでこのページでは、パソコンに合わせたメモリの選び方を紹介します。 規格の違いを理解して、ぜひパソコンのメモリを増設してみて下さい。

メモリの種類や規格について

現在使っているパソコンに対応するメモリ(搭載しているメモリ)は、パソコンに付属している説明書を見る事で種類や規格を調べる事ができます。 ですがメモリの知識がないと、どれが規格名なのかもおそらくわかりません。

そこでまずは、メモリの規格や種類について解説します。 また説明書が手元になくても、フリーソフトなどを使用すると簡単に対応するメモリが調べられるので安心して下さい。 (これについては後ほど解説)

メモリの種類について

パソコン別の対応メモリ

現行のパソコンで使われているメモリのサイズは大きく分けると2種類あります。 デスクトップパソコンの場合は「DIMM」、ノートPCの場合は「SO-DIMM」という種類のメモリが使われています。

ですが「SO-DIMM = ノートPC」というわけではなく、デスクトップパソコンの一部機種でも「SO-DIMM」が使われています。

ほとんどの場合は上の図のようになり、タワー型デスクトップの場合は「DIMM」、一体型・省スペースパソコンの場合は「DIMM」もしくは「SO-DIMM」が対応するメモリとなります。 またノートパソコンの場合は「SO-DIMM」が対応しています。

ですので、一体型・省スペースパソコンを使用している場合は、メモリサイズを確認する必要があります。 (確認方法は後ほど解説)

なおパソコンの種類が分からない場合は、下記ページを参考にして下さい。

パソコンの種類を把握して目的にあったPC選びをしよう
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メモリ規格について

現行のメモリ規格には「DDR3」と「DDR4」の2種類あり、パソコンが搭載しているCPUによって使用するメモリ規格が変わります。 そしてDDR3とDDR4のどちらも、DIMMとSO-DIMMといった種類に分かれています。

またパソコンが発売された時期によって「DDR3」「DDR4」のどちらが対応するか調べる事もできます。 つまりパソコンの発売時期によって対応するメモリ規格は変化しています。

メモリ規格判別表(Skylake以前のCPUの場合)

Skylake以前のCPUの場合

2015年冬前に発売されたパソコンはSkylake以前のCPUを搭載しています。その場合に対応するメモリはDDR3規格となります。

出典 : http://www.intel.co.jp/

メモリ規格判別表(Skylake世代のCPUの場合)

Skylake世代のCPUの場合

2015年冬以降に発売されたパソコンは、Skylake世代のCPUを搭載している事が多いです。その場合に対応するメモリはDDR4規格になります。

モジュール規格とは

パソコンのメモリには規格内での「メモリの速度」を表すモジュール規格というのがあります。 これはメモリの動作速度を示すもので、数値が大きくなるほど高性能という事になります。

ですがパソコンの対応規格より、用意したメモリのモジュール規格が低いとその性能を発揮できません。 またパソコンの対応規格よりモジュール規格が高くても、パソコンの対応規格内での動作となってしまいます。

ですので、基本的には現在パソコンに搭載しているメモリと同じような性能のものを選べば無駄にはなりません。 またほとんどの市販パソコンで使われている規格は、ほぼ決まっています。 (下記表の赤字の部分がほとんどのパソコンが採用)

つまりDDR3なら「PC3-12800」、DDR4なら「PC4-17000」を選べば問題ないという事になります。

DDR3とDDR4の主なモジュール規格
DDR3 DDR4
チップ規格 モジュール規格 チップ規格 モジュール規格
DDR3-1600 PC3-12800 DDR4-2133 PC4-17000
DDR3-2133 PC3-17000 DDR4-2400 PC4-19200
DDR3-2400 PC3-19200 DDR4-2666 PC4-21333

パソコンに合ったメモリの選び方

次はパソコンの説明書やメーカーサイトに記載してあるスペック表から、増設可能な容量や枚数を確認して、パソコンに合うメモリを選んでみましょう。 説明書やメーカーサイトがない場合は、この項目を飛ばしてページ下の「備考」を参考にして下さい。

また対応するメモリの規格や最大容量は、メモリを購入する前に必ず確認する必要がありますが、パソコンに最初から入っているメモリの枚数と空きスロットの数も必ず確認しましょう。 これらを確認せずメモリを購入するとスロットが足りなくて、メモリが無駄になる可能性もあるので注意して下さい。

スペック表から増設可能な容量や対応メモリを確認

スペック表のイメージ

まずはパソコンの説明書やメーカーサイトにアクセスして、スペック表を確認してみましょう。

メーカーによって異なりますが、下記項目のような表記がされています。 基本的にはここから初期状態で搭載されているメモリの容量枚数、搭載可能なメモリの最大容量、対応する(現在使用している)メモリ規格メモリスロットの総数空きスロット数などがチェックできます。

スペック表の読み解き方

スペック表とその読み解き方
  • 1 : 初期状態のメモリは4GBで、1枚で4GBのメモリを搭載している
  • 2 : 対応するメモリはDDR4規格で、モジュール規格PC4-17000となっている
  • 3 : 搭載できるメモリの最大容量は32GBまでとなる
  • 4 : 対応するメモリはSO-DIMMとなり、メモリスロットは2つの内一つが空いている

つまり上記の場合は、SO-DIMM(DDR4 / PC4-17000)のメモリであれば増設できます。

こういった感じでスペック表から、自分のパソコンに対応するメモリの規格と容量、枚数を読み取ってみましょう!

メモリを購入する際のポイント

自分のパソコンに合う適切なメモリ規格と増設する容量が決まったら、次はメモリの購入です。

ほとんどの市販パソコンではSO-DIMMが拡張可能な場合は空きスロットが1つ、DIMMが拡張可能な場合は空きスロットが2つあります。 ですので増設する容量によりますが、SO-DIMMの場合は1枚、DIMMを購入する場合は2枚セットのメモリを買う事をオススメします。

また購入するメモリですが、信頼性があり価格が安い「CFD製」のメモリがオススメですので参考にして頂ければ幸いです。

備考

手元にパソコンの仕様書がない場合や、メーカーサイトが分からない場合は、「CPUID CPU-Z」というフリーソフトを使うと簡単に対応するメモリを調べる事ができます。 詳しくは下記ページに記載していますので、参考にして下さい。

またメモリをパソコンに増設する方法も記載しています。

パソコンのメモリを増設・交換する方法と選び方
パソコンのメモリを増設・交換する方法と選び方
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なおメモリを自分で増設した場合は、メーカーの修理保証が受けられなくなる場合があります。 メモリ増設自体は、単純に差し込むだけなので簡単なのですが、増設・交換を行う際はそういった事もあるので注意して下さい。