パソコンのメモリを増設・交換する方法と選び方

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パソコンのメモリを増設・交換する方法と、パソコンメモリの選び方の紹介です。 パソコンの動作を遅く(重く)する原因の一つは、パソコンメモリが不足している事が考えられます。

パソコンメモリ(メモリモジュール)とは、パソコンのデータ処理の速度に関連するパーツで、メモリが不足していると複数のwebサイトやアプリを開いた時に動きがカクカクしたり、開くのが遅くなったりします。

メモリ不足を解消するには、必要のないスタートアッププログラムを停止したり、ソフトウェアを削除する事で、ある程度は解決できます。 ですがメモリの節約にしかならないので、メモリを新たに増設、もしくは容量の大きなメモリに交換した方がパソコンが快適に動作します。

パソコンのメモリを増設・交換するには

パソコンのメモリを増設・交換するのは簡単です。 パソコンに対応するメモリを用意して、パソコンに差し込むだけでメモリを増設・交換できます。 特別な知識や作業、セットアップなどは一切必要ありません。

メモリ増設・交換の手順は次のようになります。

  1. パソコンに対応するメモリの種類を調べる
  2. 対応するメモリを購入する
  3. パソコンに用意したメモリを差し込む

パソコンに対応するメモリの種類を調べる

パソコン用メモリには、規格とスペックというものがあり、どれでも同じというわけではありません。 基本的には、現在使用しているパソコンと同じ規格のメモリを使えば問題なく動作します。 ですが、規格の違うメモリだと認識しない事があるので注意して下さい。

なので、まずは現在パソコンで使用してるメモリの規格を調べます。 CPU-Zというフリーソフトを使うと簡単に今使っているメモリを調べる事ができます。

CPU-Z:ダウンロード

SETUP・ENGLISHの場所 CPU-Zのダウンロードページ

上記のCPU-Zのダウンロードページにて、「SETUP・ENGLISH」のボタンをクリックしてcpu-zをダウンロードしましょう。 その後インストールして「CPUID CPU-Z」を起動します。

Memoryの場所とメモリ情報

起動したら上の方にある「Memory」をクリックします。 すると次のように現在使用しているメモリの規格などが表示されます。

typeの項目が現在使用しているメモリ規格、sizeがパソコンに搭載しているメモリ容量になります。 「DRAM Frequency」の部分は下記で説明します。

なお「CPU-Z」などのフリーソフトをダウンロードしたくない場合は、メーカーサイトや仕様書などからも調べる事ができます。 詳しくは下記ページに記載してますので、ご覧ください。

パソコンメモリの選び方
パソコンメモリの選び方
出典 : Designed by Freepik パソコンの動作を快適にする方法は数多くありますが、一番効...

メモリの規格を確認

DIMMとSO-DIMM

パソコン用メモリの規格は「DIMM-DDR3-1600」というような表記になってます。

ここでいう「DIMM」の部分はノートパソコン用か、デスクトップパソコン用か、という規格名になります。 例えばデスクトップパソコン用のメモリなら「DIMM」、ノートパソコン用なら「SO-DIMM」というように分けられています。

次に「DDR3」の部分ですが、ここは「DDR」「DDR2」「DDR3」「DDR4」というような規格に分類されています。

DDRごとの差込口の違い

そして上記の写真のように規格(DDR,DDR2…)ごとに差し込み部分の位置が異なっています。 なので、使用しているパソコンに対応していないメモリ規格のものを購入してしまうと、パソコンにメモリが挿入できないなんて事になってしまいます。 ですので、対応しているメモリ(先ほど調べたtype)を選ぶようにして下さい。

また「1600」の部分ですが、この部分はメモリの動作速度を示しています。 基本的には数値が大きくなるほど高性能という事になりますが、単純に数値が大きいメモリを用意すればいいわけではありません。 なぜならマザーボードの動作速度に限界があるからです。

そのためやみくもに高性能のメモリを選んでも、その性能を活かしきれないという事があります。 ですので、基本的には現在使用しているメモリと同じような性能のものを選べば間違いありません。

また現在使用しているメモリの性能とメモリの選び方ですが、先ほどのCPU-Zの「DRAM Frequency」の部分を見るとわかります。 例えば最初にCPU-Zで調べたDRAM Frequencyは「798.1MHz(バスクロック)」となっていますが、下記の表と照らし合わせる事で現在使用しているチップ規格を確認することができます。

メモリチップ規格 メモリモジュール規格 DRAM Frequency
DDR
DDR-200 PC-1600 100
DDR-266 PC-2100 133
DDR-333 PC-2700 167
DDR-400 PC-3200 200
DDR-466 PC-3700 233
DDR-500 PC-4000 250
DDR-533 PC-4200 267
DDR-550 PC-4400 275
DDR2
DDR2-400 PC2-3200 200
DDR2-533 PC2-4200 266
DDR2-667 PC2-5300 333
DDR2-800 PC2-6400 400
DDR2-900 PC2-7200 450
DDR2-1000 PC2-8000 500
DDR2-1066 PC2-8500 533
DDR2-1150 PC2-9200 575
DDR2-1200 PC2-9600 600
DDR3
DDR3-800 PC3-6400 400
DDR3-1066 PC3-8500 533
DDR3-1333 PC3-10600 667
DDR3-1600 PC3-12800 800
DDR3-1866 PC3-14900 933
DDR3-2133 PC3-17000 1066
DDR3-2400 PC3-19200 1200
DDR3-2666 PC3-21333 1333
DDR4
DDR4-1600 PC4-12800 800
DDR4-1866 PC4-14900 928
DDR4-2133 PC4-17000 1066
DDR4-2400 PC4-19200 1200
DDR4-2666 PC4-21333 1333
DDR4-3200 PC4-25600 1600
DDR4-4266 PC4-34100 2132
DRAM Frequencyの位置

例えば先ほど調べたDRAM Frequencyの数字が「800」で、DDR-3の規格を使用しているなら、チップ規格「DDR3-1600」モジュール規格「PC3-12800」のメモリを選べば間違いないという事になります。

なおパソコン(マザーボード)に対応しているメモリは、パソコンを購入した時の箱、もしくはメーカーサイトでも確認できます。

対応するメモリを購入する

メモリの選び方がわかった所で次はメモリの購入ですが、パソコンメモリは実店舗もしくはネット通販で手に入ります。

実店舗を利用する場合は、家電量販店でも販売されてますが取扱っているメモリの種類が少ないことが多いです。 ですのでPC専門ショップなどを利用する事をオススメします。

またネット通販で購入する場合は、アマゾン:デスクトップメモリ/ノートPCメモリストアが比較的種類が多く便利です。

メモリ購入時の注意点

ちなみにメモリを購入する時の注意点なのですが、2枚組で販売されているメモリがあるので気を付けて下さい。 例えば4GBで2枚組のメモリを購入するとします。 すると2GBと2GBのメモリが1枚づつ合計2枚付属してきます。 その場合、使用しているパソコンのメモリ差込口(スロット)は2つ必要になるので注意して下さい。

ちなみに現在使用しているメモリを外して、新たに購入したメモリと交換する事もできます。

パソコンにメモリを増設・交換する

メモリを用意したら、次はパソコンに取り付けます。

まずはパソコンの電源を落とし、コンセントを外しましょう! (ノートパソコンの場合は、アダプターとバッテリーも抜きましょう)

ケースパネルのネジの場所

次はパソコンのケースパネルを開きます。 まずはパソコン内部の待機電力を抜くために、電源ボタンを数回押します(コンセントを外した状態で)。

そしたらパソコンの後ろにあるビスを外します。 通常のドライバーで外せるので、上下2ヵ所のビスを外しましょう。

※タワー型パソコンの場合です。

ケースパネルの開き方

ビスを外したら横のパネルを手前に引くとパネルが取り外せます。

パソコンメモリの持ち方

次にメモリの取り付けですが、メモリを持つときは端を持つようにしましょう。 金色の部分には触れないようにしましょう。

メモリスロットのピンの場所と外し方

メモリの取り付け方ですが、メモリスロットにはめるだけとなります。

まずはメモリスロットの端にあるピンのロックを外します。 ピンは両端にあるので、どちらも外してください。

メモリがロックされた写真

次にメモリの欠けている部分とマザーボード側(スロット)にある差込口を合わせてメモリを押し込みます。

メモリをしっかり押し込むと「カチッ」という音がして、ピンがロックされます。 かなり強く押し込まないと、ロックされないので注意して下さい。

メモリの取り付けが終わったら、先ほど外したパソコンのパネルを取り付けて作業は完了です。 パソコンを起動して、メモリが認識されているか確認します。

キーボードのCtrl+Shift+Escを同時に押してタスクマネージャーを開きます。 開いたら上のパフォーマンスをクリックして下さい。(CPU-Zでも確認できます)

メモリ増設・交換前のメモリ容量より増えていたら、メモリがしっかり認識(増設・交換)されている事になります。

備考

メモリを交換・増設する以外にも、パソコンのメンテナンスや常駐プログラムの停止などを行う事でコンピューターが軽くなることがあります。 詳しい方法は下記ページに記してあるので参考にして下さい。

動作が重い(遅い)パソコンを軽くして高速化する方法
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